ライト/オフ 元ネタで十分か…?
ライト/オフ
総合:58点
怖さ:☆☆★★★
電気消せなくなる度:☆★★★★
お久しぶりです!明けましておめでとうございます!
年末年始に体調を崩してしまい、学校の方も忙しくて少し期間が空いてしまいました・・・( ;´Д`)
今回の作品は『ライト/オフ』。予告見た時に、似たような動画を最近見た気がすると思ったらまさにその動画を元にジェイムズ・ワンが製作した映画らしい。監督はデビット・F・サンドバーグっていう別の人だけどね!
映画は元動画にそっくりな現象がとある家族の父親に降りかかるところから始まる。
父ポールの仕事場である倉庫のような場所。残業する父と共に働く女性は暗闇の中に何者かの影を見つける。その影はライトをつけると消えるが、ライトが消えれば再び現れる。近く影に怯えてポールに様子を見てもらいに行ったが、そのまま影に襲われてしまう。
自宅で母ソフィーと暮らす息子マーティン。旦那を亡くした母はもともとうつ病であったが、何か様子がおかしく、家の中に何者かの邪悪な気配を彼は感じていた。
恐怖で眠れなくなったマーティンは学校で居眠りを繰り返し、保護者の呼び出しを受けてしまう。しかしソフィーは連絡がつかず、代わりに離れて暮らす姉のレベッカが来ることに。
レベッカはマーティンを家へと送るが、怖がる弟と異常な母の様子を見て強引に弟を家へと連れていく。
その夜レベッカは暗闇の影に遭遇し、翌朝児童相談所の人がマーティンを母の元へ連れ戻して行った後も家族の危険を感じさせる怪奇現象を体験する。
影が残した”ダイアナ”という名前を知っていたレベッカは、事件の真相を知り、家族を助けるため再び家へと向かう。
うーん、どうも薄っぺらい作品。
「ライトが消えると何か出る」ってだけの元動画『lights out』に細かい設定を付け足しただけって感じ・・・むしろ肝心のドッキリ度合いは落ちてる気がする笑
ストーリーもあるっちゃあるけど迫ってくるものはないし、ラストもまぁ普通かなと。フリーホラーゲームの映画化みたいな印象受けたかも。
若干『MAMA』のテイストを感じる雰囲気と怪物デザインだったけど、あんまり怖くはないんだよねぇ(-。-;
つけたり消したりのシーンとか、いい感じのシーンもあったけど、せっかくの設定生かすなら「ライトが切れちゃうよぉ!!!」っていう焦りが出るようにもっと不安定なライト使うとか、ろうそくとかにするとか、全然助けが来ない山奥にするとか、鉄板ネタだけでももっと工夫できたのかなぁなんて思ってしまう作品でした。
ワーナー作品にしては思い付きの見切り発車感、ジェームズ・ワン製作にしては雰囲気の作り込みが弱いかなー。『イット・フォローズ』みたい。
一番面白かったのは未公開シーンにガッツリ別エンディングがあったことかな笑
強引な終わらせ方が笑えたけど、さすがに止めたんだなって笑
まぁでもチープな映像ではないし、見た感じ良い評判も受けてるみたいだから気になる人がいたら見れば良いと思います。止めはしないよ!笑
クランプス 魔物の儀式 🎄クリスマス🎄
クランプス 魔物の儀式
総合:91点
怖さ:☆☆☆★★
怪物デザイン:☆☆☆☆☆☆
今年もやってきましたクリスマス!
恋人なんていない。サンタもいない。
今年は”クランプス”がやってくるっ!!笑
母サラと父トム、祖母のオミ、姉のベスと暮らす少年マックス。クリスマスとサンタクロースを信じるマックスはいい子でいよう、クリスマスを楽しく過ごそうとするも、ショッピングモールでは友達と喧嘩を起こし、両親も父の出張などを理由に不仲で、ベスも彼氏ができて自分にかまってくれない。さらにはクリスマスを目前に親戚一家がマックスの家にやってくるのだが、彼らは下品で横暴。そして何よりサンタを信じて書いた手紙を馬鹿にされたことにマックスは怒り、願いを辞めてしまう。
翌日、外は猛吹雪の中で街中が停電になってしまう。近くに住む彼氏の様子を見に行くと言って出かけるベスだったが、約束の1時間を超えても帰ってこない。心配してその彼氏の家まで捜索に出たトムとハワードおじさんだったが、そこはすでにめちゃくちゃに破壊されていた。
外から聞こえた悲鳴の方向へと急ぐ二人。しかし雪の中でうごめく何かにハワードが襲われる。間一髪逃れて、家へと戻った二人。街中が危険な状況だと確信する二人を前に、オミが口を開く。「クランプスがやってくる」と。
いやぁー・・・
クリスマスホラーだね!!!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
2015年公開のこの映画、なかなか面白いですよっ!
単純明快なストーリー、ストレスを抱える母や、横暴な親戚家族の”いかにも”な感じのキャスト陣。
そして何より怪物たちのキモい(褒め言葉)デザイン!!
かなりハチャメチャな感じで、ピエロの怪物が人間丸呑みするなどのヤバイシーンがちょいちょいあるものの、ところどころのコメディ感やスピーディーな展開で怖さは抑えられてるかな!キモいけど意外と動きは可愛いのも怖すぎない要因かな?笑
途中アニメーションムービーも挿入されていたりと個性的な作品でありながら、エログロ一切なしで家族で楽しく観れる感じのホラー映画でしたっ!!
クランプスも、ピエロも、ハーピーも、怪物軍団めっちゃ良いわぁ(* ´ ▽ ` *)
ラストもなかなか良かったし、満足映画でした。
皆さんも是非是非〜!!笑
↑ 悪い子はいねがぁ〜?って、西洋なまはげなんですかね?笑
↓ つぶらな瞳・・・笑
マザーハウス 恐怖の使者 激推し映画!
総合:98点
怖さ:☆☆☆★★
オススメ:☆☆☆☆☆☆
以前オススメホラーに挙げたにも関わらず記事を出していなかったので!
副題がものすごくダサいけど、気にしないで観てみて!笑
映画はとある一家に起きた悲惨な事件から始まる。
床に倒れているのは一家の母ドゥルセは目を覚まして、よろめきながらも息子のレオポルドを救おうとするが目の前で闇に引きずり込まれしまう。その後ドゥルセはレオポルドを殺した犯人として終身刑を下され、30年が過ぎる。
老婆となったドゥルセは特別に家に帰ることを許可されるが、そこに一人の神父がドゥルセを救うために事件の真実を探りたいと現れる。
もともとホセという旦那とレオポルド、そしてレオポルドの弟ロドリゴの4人家族で会ったドゥルセ。職のないホセとはすっかり冷え切った夫婦関係で、喧嘩をしてホセが家を出ることもあった。
とある夜、ホセが家を出た後家に何者かが入り込んだのか、一家は恐ろしい体験をする。その侵入者はレオポルドとも接触しており、彼に手紙を渡していた。その手紙には父親が子供を殺すと書かれており、さらにレオポルドには”弟と遊ぶな”と忠告があったらしい。
数日が経ち、忠告を忘れたレオポルドとロドリゴは野球をして遊んでいた。一緒に遊ぶ友達のサライとロドリゴの恋事情で熱くなったレオポルドが打った球は弟の頭に当たり、そのまま亡くなってしまう。
一方でホセは偶然ドゥルセが隠し持つ手紙を発見し、手紙の内容からレオポルドが自分の子供でないことを知る。激昂したホセはナイフを手に取った。
事件の夜、侵入したのは一体なんだったのか。闇に飲まれたレオポルドはどこへ行ったのか。怒り狂ったホセのとった行動とは。
11月11日11時11分11秒、真実が明らかになる。
ベネズエラの映画という珍しい本作。かなり良いっ!!
怒涛のラストは圧巻で、ぜひネタバレを見ずに味わってもらいたい。
雰囲気・演技・恐怖・ストーリー構成、どれを取っても素晴らしい映画。
観終わった後は感動して、また観たくなること間違い無し!!
エロもグロもないので全員にオススメです!
JUKAI ~樹海~ 抑えきれないアメリカン
JUKAI ~樹海~
総合:59点
怖さ:☆★★★★
痛さ:☆☆☆★★
いやぁ、またやってしまった・・・これアルバトロスじゃないか・・・
DVD本体にどでかく書かれた文字と、開始直後のロゴで主張の激しいこと・・・笑
パッケージはめっちゃ良い感じだったんだよ泣((
とりあえず以下ストーリー。。
アメリカ人で双子の姉のサラと妹のジェスは互いの存在、そして命の危機を感じ取ることができる不思議な力を持っていた。
アメリカで恋人と住むサラの元に、山梨県警から日本で教師をしていたジェスが自殺の名所である富士の樹海「青木ヶ原」で行方不明になったと連絡が入る。すぐに日本に駆けつけたサラは、ジェスの働いていた学校で話を聞いた後樹海に向かう。
案内所ではガイドを見つけることができなかったが、その夜訪れた居酒屋にで日本に住むオーストラリア人の記者エイデンと出会い、翌日の取材に同行することに。
翌日、ミチというガイドと三人で樹海を進む三人は、ついにジェスのテントを発見する。しかし中は無人だった上に日が落ち始めたためミチは帰るよう警告するがサラはこれを聞かず、エイデンの付き添いのもとでその夜を樹海で過ごすことに。
果たしてサラは樹海の生み出す幻覚に打ち勝ち、ジェスとともに脱出することができるのか???
微妙な映画だ・・・笑
日本が舞台ということもあって面白い点はいくつかあるけど、言いたいことも沢山ある。
まず、使いきれてない設定。例えばサラとジェスの不思議な力は、せっかく彼女たちの絆を表現したり、キーになりそうなのにあまり使われない。他にも学校・学生関連の話や事故のトラウマなどはつながりが見えにくいし、実際大して効いてこない。せっかく樹海がテーマなんだからもっと出られない感・絶望感とか、陰鬱・湿地・不気味な感じがあってもいいと思う。実際は映画みたいな感じなんだろうけど、もっと誇張していいのかなって。
あとはどこまでがリアルで、どこまでが幻覚なのかがわかりづらい。特にエイデンとジェスが本当にあっていたのか、おそらく会ってないとは思うけど、あってたとすればなぜ?会ってないならの写真とかは全て幻覚?
その辺の、境界が分からなくなってく感が恐ろしいのだとするのもいいけど、だとすればビックリ系演出や背後の死体・鬼顔ホシコとかのアメリカンテイストは邪魔。恐ろしさの対象がブレてるのか、非常に中途半端な印象。
「ダークウォーター」とかもだけど、アメリカはビックリシーンとかを入れずにはいられないのかな??
まぁこんな感じで、重要な部分がいろいろ気になるけど、気になりつつも面白いのが”日本”の表現。
実際にあるのかもしれないけど、動くエビの寿司なんか見たことないし、青木ヶ原にあんな居酒屋がポッとあって、あんなに賑わってるっていうのはかなり違和感。内装もむちゃくちゃだしね笑
でも、寿司を見て嫌な顔をするサラをニヤニヤして見つめる日本人とか、なんとなく日本へのイメージが、イメージのままいろいろな形で表れているようで面白い。
それと、これは誰でも思うことかもだけど「ミチ」って名前は「道」から来てて、彼から離れちゃいけないっていう安直なネーミング設定なのかね?
あとは個人的にサラとジェスの女優さんが(特にジェス)かわいい。
かなり特徴ある感じだけどね笑
まぁこんな感じで、ところどころ面白いけど、パッケージ負けする映画って感じ。悪くはないけどね!
アナザー 誰が観ても失敗作
アナザー
総合:40点
怖さ:★★★★★
物語・描写:☆★★★★
キャスト・演技:☆☆★★★
音楽・演出:☆☆★★★
謎解き:☆☆★★★
スリル:☆★★★★
警戒要素:多少のエロ、つまらなさ
【ストーリー】
マイケル社長の秘書として働く地味女ダニーは、社長の家に泊まり込みで翌日必要な原稿を完成させるよう頼まれる。社長の妻が旧友であったこともあり、半分浮かれ気分で家へと向かう。
社長と妻はその後パーティーに出かけ、一人残ったダニーは黙々と仕事に打ち込む。期限である午前のうちに仕事を終わらせたダニーは、社長から乗ってきた車の回送を頼まれる。社長の新車、しかもとびきりの高級車を運転することに最初は躊躇うダニーであったが、いざ乗ってみるとテンション上がりまくり。そのまま勢いで高級な鞄などを買ったのち、今まで見たことがなかった海を見るために寄り道を始める。
その途中立ち寄ったガソリンスタンドでダニーは背後から何者かに襲われる。手首を怪我したためその場で手当てを受けるが、周囲の人はダニーが昨日もここへ来ていて、怪我はその時すでにしていたという。
その後の続く身に覚えのない話に混乱するダニー。しかし、たまたま遭遇したジョルジュという男に惹かれ、そのまま彼と一晩過ごすことに。翌朝、ジョルジュの希望により社長の車でマルセイユへと向かう二人。しかしジョルジュは隙を見て、ダニーとダニーの荷物を残し、車を奪い去ってしまう。
周囲の人に助けを求め、ようやく乗り捨てられた社長の車を発見したダニー。しかし、その場にいた少年に「後ろに誰か乗っている」と言われたダニーがトランクを開けると、中には死後数日経過した遺体が入っていた。
【レビュー】
つまんない…。笑
前もっていっておくと山崎賢人と橋本愛とかが出てるやつではありません。
2015年公開の洋サスペンス映画です。
なんとなくホラーっぽいジャケットに誘われてレンタルしたものの、ホラーじゃないし配給はジャケット詐欺で有名なアメイジングD.C.。
見事詐欺に引っかかったわけですが、内容はサスペンスとしてもつまらなかった。
イメージとしては「◯◯の女」とか「刑事 ◯◯」の2時間スペシャルを見た感じ。いや、それよりもひどいかも?
バカすぎる登場人物たち。彼女らの不自然な行動。なんとなく読めてしまう展開。
秘書として明らかに不適切な格好と忘れ物量。地味で赤毛という設定らしいがどう見ても金髪で地味じゃない。どちらかと言えば美人、というような微妙な容姿で調子に乗っているので観てて若干ストレス…。
そもそも海が遠すぎて寄り道のレベルじゃないし、サスペンスなのに偶然の要素が多すぎる。緊迫した場面も律儀な社長と間抜けなダニーのせいで半分コメディになってるし、最後の音楽も古い日本のドラマと錯覚するほどコテコテで失笑。
正直いいところが見つからない。
予告編では「脳が試される」とか「近年で最も素晴らしい心理ミステリー」だとか言われているが、不可解な設定や行動に脳がついていかないということだろうか( ̄▽ ̄)
まぁひねり出すならば、フランス版「〇〇の女」に興味ある人、このサンダーバードという高級車がすごく好きな人、社長役のバンジャマン・ビオレが好きな人、フレイヤ・メイヴァー演じるダニーの絶妙なルックスにグッとくる人とかには楽しめるのかなぁ。
↓ こんな映画じゃないです
アナベル 死霊館の人形 前作には遠く及ばず
総合:62点
怖さ:☆★★★★
物語・描写:☆☆☆★★
キャスト・演技:☆☆☆★★
音楽・演出:☆☆☆★★
謎解き:☆☆☆★★
前作と比べて:★★★★★
トラウマ要素:多少のビックリ、妊婦の転倒
【ストーリー】
趣味で人形を集めている人形妊婦のミアは、以前から探し求めていた人形を夫ジョンからプレゼントされ大喜び。人形は、ミアのお気に入りの人形たちの中でも一番目立つところへ飾られた。
その夜、隣のヒギンズ家から悲鳴が聞こえたため、様子を見に行くジョン。心配したミアが玄関で待っていると、ジョンが服を血まみれにして帰ってくる。
急いで家に戻って警察を呼よう指示するジョン。しかし、戻った家の中にはすでに不審な男女二人が侵入しており、その男によってミアはナイフで刺されてしまう。その後駆けつけた警察によって男は射殺され、女はミアがジョンからもらった人形を抱きながら自殺し、事件は終わりを迎えた。
警察の調べによると、侵入した男女は隣の家の娘アナベルとその恋人であり、悪魔信仰によるカルト的な犯行だったという。幸いにもミアとお腹の子供は命に別状はなく、治療を終えると家へと帰ってくる。ミアはジョンに頼んでアナベルの人形を捨ててもらうが、その後おかしな出来事が度々起こるようになり、終いにはキッチンから火が出て家が燃えてしまう。
二度の危機を耐え抜き、ミアたちは無事娘のリアを出産。新しい家族を迎えて家も新たに新生活を始めるミアたちだったが、引越し荷物の中に捨てたはずの人形を発見する。夫からのプレゼントであったことを思い出し、ミアは再び人形を飾ることに。
しかし人形を飾って以来、ミアたちは再び奇怪な現象を目の当たりにする。そしてそれらの現象は次第にエスカレートしていき、ついにアナベルの幽霊を目撃したミアは神父に相談し、それまで目を背けていたヒギンズ家の事件の真相を調べることに。
【レビュー】
前作からグッとつまらなくなった残念作。
ジェームズ・ワン監督による「死霊館」の続編というかスピンオフ的な作品なのだが、ハッキリ言って残念な作品。
「死霊館」と同じく実話が元の作品らしい。なのでこんなことを言うのは野暮かもしれないが、よくある呪われた人形の話って感じで、確かにクオリティーはかなり高いんだけれども新しさや面白さはグッと落ちてしまっている。
前作の「死霊館」は、前半のオカルト的怖さと後半のエクソシズムがどちらもよく出来た作品だったが、「アナベル」ではキーとなるカルトや人形要素において狂気や怖さをあまり感じることができず。
実話ですからって言われたらそれまでなんだけど、ホラー映画として観るとかなりパンチの弱い印象。もちろんリアルで体験したらクソ怖いんだろうけど、そういった怖さはもっと臨場感・実体験感を出さないと伝わらない。人形もあえて元ネタのやつみたいな素朴なままの人形の方が怖かったりして。
人形ホラーとしても、いっそのことチャイルドプレイみたいにバリバリ動いちゃう方が面白みがあったような笑
ただ、映像クオリティは高いしチープな演出も少ないのでそれなりには楽しめる。
怖くもないし、エログロもほぼほとんどなし。むしろ家族愛とかを感じられる映画なので、誰でも誰とでも観られる点は良かったかな。
それくらいだけど( ̄▽ ̄)
まだまだ作られ続ける死霊館シリーズを今後見るかどうか、かなり悩んでしまうなぁと思ってしまった作品でした。
配給会社別!ホラー映画の傾向調査!!
以前からちょっと気になっていたことをまとめてみたくて。
いろいろなホラー映画を見てきましたが、映画にはそれぞれ製作する映画会社及び配給会社がありますよね?
その会社の何か特徴とか傾向とか分かったら映画選びとかいろいろ面白くなるかなと思い、とりあえず最近見た映画の会社を調べてリストアップしてみることにしましたので、その調査結果を。
NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン
・MAMA
・ウィジャ ビギニング ~呪い襲い殺す~
ワーナーと販売協力提携を組む超大手会社。
デッド・サイレンスやMAMA、永遠のこどもたちなど、有名か有名な監督の作品が多く、B級感漂う作品はこれだけ見ても全くと言ってない。
ただ、「ハズレ」はなくともワーナーと同じく綺麗にまとまった作品が多く、ホラーの怖さとしては控えめ。「ホラーテイスト」として楽しむのがベストか。
この作品だけ見ると、ワーナーよりも怖さが劣るものの、作品の世界観はワーナーよりも作り込まれてる印象。
・ミスト
・アザーズ
さすが大手といったラインナップ笑
名作・話題作を多く取り揃えており、作品の質としてはかなり安定してる!
ミストのような大当たりもあるし、実力のある人が作ってるだけはあるって感じ。
ここに挙げた作品だと割と暗い雰囲気の映画が多いかもしれない。
ワーナー エンターテイメント ジャパン
・死霊館
・アナベル
こちらも超大手会社の子会社でありながら日本の大手。
キングやジェームズ・ワンの作品が並び、残るリーピングもドラマ24の第一シーズン監督でエルム街やプレデター作品を担当する監督のため、まさしく大物ぞろい。
作品の特徴としては綺麗にまとめられている一方、結構壮大な展開が盛り込まれる印象。
綺麗すぎてあまり怖くはなくなってたりするけど、雰囲気作りや映像美にはすごく力が入っており、基本的にハズレない優良会社。特典映像が多いのも特徴か。
・キャビン
・ネスト
・ATM
・ホーンテッド・サイト
玩具事業から始まった会社。アニメーションが活発で、ドラゴンボールやデジモンなど多くの作品を扱ってるみたい。その関係もあってか、東宝と絡みがあるみたい。
ハピネットの特徴としてはバッドエンドが多いということ。
ハズレ作もあるけど意外と面白い作品があるので個人的にはオススメな会社!
アルバトロス
プライムウェーブ・ネクシードの子会社で、同じく子会社のニューセレクトから設立。エログロ大好きな超有名B級映画会社。(C級かもしれない)
ゲテモノ好きで、地雷とされて避けられてるレベルの作品でも取り扱うんだとか。
ここに挙げている作品もほとんどつまらなかったので、やはり「アルバトロス」の社名には注意が必要。
挙げたもののうちグッドナイト・マミー以外はグループ会社のアメイジングD.C.との共同作。アナザーはミステリーだけど一応。
ちょっとマイナーな映画が多く、アナザーやセンソリアは正直つまらなかった。
製作国がドイツ、フランス、スウェーデン、カナダと、ヨーロッパ系が多いこともあってか、全体的にアート色が強い気がする。
全く本編と関係ない画像をジャケットにするなど、大胆な詐欺で有名。
先ほどつまらないと言った二つはまさにジャケット詐欺の作品なので、詐欺ってる作品は大外れと思っていいかもしれない。
・輪廻
これまた大手。正式には東宝東和。
オールマイティー感はあるけど、東宝と言ったら特撮とアニメなイメージ笑
ファインフィルムズ
・キラークラウン 血の惨劇
特にこれといった情報はないが、ホラーやサスペンスを多めに取り扱ってる印象。「エクストリーム」というインパクト重視のレーベル立ち上げ(2002)や、今回挙げた作品からは血がブシャブシャする系が好きな会社かもしれない。
釣りビジョンやハリウッドチャンネルを子会社として持つ会社。
他にはRECシリーズなども扱っており、ホラーとしてはややグロ系が強いのかも。
ギャガ
・ソムニア
これも有名な会社で幅広い作品を扱う。
ホラーに注目して挙げた二つの作品を見ると、同じ子供テーマだからか割と同じような雰囲気のように感じる。
じわじわと怖さを感じる独特な雰囲気は個人的に結構好き!
ただ、変な邦題が目立つという意見もちらほら。
松竹
・残穢 -住んではいけない部屋-
大手なだけあり、Jホラーは松竹のものが多い印象。特にアイドルとかが出て話題になるような作品が多いような気がする。
超大手だが、ホラーに関する情報はあまりない。ウィッカーマンなどもソニーの配給。
国内アニメやアニメ実写化・舞台化作品がとにかく多い。名前はよく聞くが、ホラーとしてはあまり見ないかも。
娯楽TV (アートポート)
・パルス
娯楽TVはアートポートの子会社。アートポート自体は主にB級作品を話題作から問題作まで幅広く扱う会社で、ちょいちょい名前は見る気がする。
シネマファスト(彩プロ)
国内外の幅広いジャンルの作品に手を出しているが、比率的にはエロ系が多め。
TCエンタテインメント
どうやら最近深夜アニメに力を入れているそう。TBSと関わりが増えてきたみたいだけど、映画については特に情報なし。
アクセスエー
どうやらB級映画会社っぽいけどイマイチ情報なし。
パッケージ詐欺の常習犯らしかったけど、今は改善されてきているらしい。ババドックは詐欺じゃないから改善後の作品なのかな?笑
以上です!
正直今の段階だとまだまだ作品数が少ないのでまたたくさん観て更新していきたいと思います!今日の記事が自分や誰かの参考になれば幸いです笑
ジャケットに惹かれた「JUKAI」
海外版だとちょっとまた違った雰囲気。