まとめのーと

あれこれ旅行や趣味のことを備忘録も兼ねてのんびり気ままにまとめてみる。

アナベル 死霊館の人形 前作には遠く及ばず

アナベル 死霊館の人形

総合:62点

怖さ:☆★★★★

物語・描写:☆☆☆★★

キャスト・演技:☆☆☆★★

音楽・演出:☆☆☆★★

謎解き:☆☆☆★★

前作と比べて:★★★★★

トラウマ要素:多少のビックリ、妊婦の転倒

 

【ストーリー】

趣味で人形を集めている人形妊婦のミアは、以前から探し求めていた人形を夫ジョンからプレゼントされ大喜び。人形は、ミアのお気に入りの人形たちの中でも一番目立つところへ飾られた。

その夜、隣のヒギンズ家から悲鳴が聞こえたため、様子を見に行くジョン。心配したミアが玄関で待っていると、ジョンが服を血まみれにして帰ってくる。

急いで家に戻って警察を呼よう指示するジョン。しかし、戻った家の中にはすでに不審な男女二人が侵入しており、その男によってミアはナイフで刺されてしまう。その後駆けつけた警察によって男は射殺され、女はミアがジョンからもらった人形を抱きながら自殺し、事件は終わりを迎えた。

警察の調べによると、侵入した男女は隣の家の娘アナベルとその恋人であり、悪魔信仰によるカルト的な犯行だったという。幸いにもミアとお腹の子供は命に別状はなく、治療を終えると家へと帰ってくる。ミアはジョンに頼んでアナベルの人形を捨ててもらうが、その後おかしな出来事が度々起こるようになり、終いにはキッチンから火が出て家が燃えてしまう。

二度の危機を耐え抜き、ミアたちは無事娘のリアを出産。新しい家族を迎えて家も新たに新生活を始めるミアたちだったが、引越し荷物の中に捨てたはずの人形を発見する。夫からのプレゼントであったことを思い出し、ミアは再び人形を飾ることに。

しかし人形を飾って以来、ミアたちは再び奇怪な現象を目の当たりにする。そしてそれらの現象は次第にエスカレートしていき、ついにアナベルの幽霊を目撃したミアは神父に相談し、それまで目を背けていたヒギンズ家の事件の真相を調べることに。

 

 【レビュー】

前作からグッとつまらなくなった残念作。

 

ジェームズ・ワン監督による「死霊館」の続編というかスピンオフ的な作品なのだが、ハッキリ言って残念な作品。 

死霊館」と同じく実話が元の作品らしい。なのでこんなことを言うのは野暮かもしれないが、よくある呪われた人形の話って感じで、確かにクオリティーはかなり高いんだけれども新しさや面白さはグッと落ちてしまっている。

前作の「死霊館」は、前半のオカルト的怖さと後半のエクソシズムがどちらもよく出来た作品だったが、「アナベル」ではキーとなるカルトや人形要素において狂気や怖さをあまり感じることができず。

 

実話ですからって言われたらそれまでなんだけど、ホラー映画として観るとかなりパンチの弱い印象。もちろんリアルで体験したらクソ怖いんだろうけど、そういった怖さはもっと臨場感・実体験感を出さないと伝わらない。人形もあえて元ネタのやつみたいな素朴なままの人形の方が怖かったりして。

人形ホラーとしても、いっそのことチャイルドプレイみたいにバリバリ動いちゃう方が面白みがあったような笑

 

ただ、映像クオリティは高いしチープな演出も少ないのでそれなりには楽しめる。

怖くもないし、エログロもほぼほとんどなし。むしろ家族愛とかを感じられる映画なので、誰でも誰とでも観られる点は良かったかな。

それくらいだけど( ̄▽ ̄)

 

まだまだ作られ続ける死霊館シリーズを今後見るかどうか、かなり悩んでしまうなぁと思ってしまった作品でした。

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