まとめのーと

あれこれ旅行や趣味のことを備忘録も兼ねてのんびり気ままにまとめてみる。

ドーン・オブ・ザ・デッド 良し悪しと感想

 

ドーン・オブ・ザ・デッド

総合:81点

怖さ:☆

絶望感:☆☆☆☆

 

気づいたらもう年度末ですね!新年度に向けて新しいものに触れる機会が多くなるところですが、僕は避けてきたゾンビ映画に触れることにしました笑

ゾンビ映画の金字塔とも言われるその名も「ゾンビ」という作品をザック・スナイダー監督が2004年にリメイクした本作。

しかし再想定によっていろいろな変更がなされ、元とは全くの別物になってしまったんだとか。そしてこれが功を奏したのか、リメイク作としては珍しく好評価というのだから期待が高まる!

 

看護師として働くアナ。多忙ながら夫と娘との平穏な生活はある時突然終わりを迎える。

尋常でない怪我を負った娘。慌てて彼女に近寄った夫も首筋を娘に噛みつかれ、大量に出血して瀕死状態になってしまう。なんとか二人を引き離したアナは救急に電話するが、繋がらない。とその時、倒れていたはずの夫がアナに襲いかかる。

なんとか振り切って家を飛び出したアナは恐ろしい光景を目にする。夫や娘と同じように人が人を襲い、至るところで火事や事故が発生している。アナは車でラジオで聞いた避難地へと急ぐが、車の強奪をしようと男が乗り込んでくる。そして男をを引き離そうとした際、車は木に衝突。アナも気を失ってしまう。

目を覚ましたアナは警官と数人の生存者と出会い、ショッピングセンターを目指すことにしたが、そこは既にCJという男をリーダーとする3人の警官によって占拠されていた。

避難させてもらう代わりに武器を押収され、監禁されてしまうアナたち。センターの外は増え続ける大量のゾンビに囲まれ、センターの中はCJによる支配という絶望的な状況を彼女たちは抜け出すことができるのか!?

 

 

ほ〜!!面白かった!!

トーリーもキャストたちの演技も素晴らしかったし、全体的に「ミスト」を彷彿とさせる絶望感がたまらない作品!笑

ゾンビモノなのでオカルト的な怖さは0の一方、なかなかのグロシーンとビックリさせるシーンは多め。

「28日後」にも出てくるという全力疾走してくる大量のゾンビや、ゾンビ感染後の出産などインパクトは十分!!

 

ガス爆発を至近距離で行ったり、仲間だけの車内でチェーンソーを振り回したり、金網に囲まれた車内で銃を乱射したり、車の後ろに張り付く一体のゾンビのために乗っている全員が判断ミスと言えるような行動をとるシーンなど、ツッコミどころは多いですが、あんな状況で冷静な判断なんかできないだろうし、あまりに絶望的な状況でストーリーを進行させるには多少の御都合主義があっても仕方ないかな、と許せる範囲!笑

他にもウザい人間がたくさん登場し、ハッピーじゃない展開も多いので嫌いな人は少なからずいると思いますが、自分的にはリアリティがあってよかったかな、と。

 

ただ、気に入らないのがラストのオチの部分。

ここからはネタバレ含むので文字を白くしておきます!

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この映画のラストは船で脱出した一行が着いた島にもゾンビが大量に湧いてましたというバッドエンド。

ラストシーンだけが突然ハンドカメラによる映像に切り替わるのだが、これはこれで新鮮味があってよかったと思う。ただ、せっかく出した食料不足などの展開がただのバッドエンドフラグにしかなっていないのが非常に残念。

仮に島に到着できるエンディングにするにしてももっとじっくり時間を使って「食料不足が原因でアナたちが互いを殺し合い、最後の一人となって限界を迎えたアナが偶然漂着した島にもゾンビがいた」くらいの苦しみ描写が欲しいところ。映画では時間的にもあっさり島に着いてしまった感じがして、最後の希望感が足りない。

個人的には船の上で食料も水もなく、島も見つからないまま一人一人倒れていって全員死亡くらいの胸糞悪い絶望エンドで良かったんじゃないかななんて思うけど!笑

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とまぁ気に入らない部分もありましたが、感染型ゾンビ映画として非常に面白かったです!

痛いグロシーンがキツい人、ストーリーに救いを求める人、登場人物のおバカ行動が絶対許せない人以外にはオススメの映画です〜笑

 

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