センソリア 死霊の館 ただ暗いだけの映画
センソリア 死霊の館
総合:56点
怖さ:☆★★★★
物語・描写:☆☆★★★
キャスト・演技:☆☆☆★★
音楽・演出:☆☆☆★★
謎解き:☆☆★★★
明るさ:★★★★★
警戒要素:しっかりめの裸シーン有
【ストーリー】
彼氏と別れ、新しくマンションに引っ越してきたキャロライン。新しい環境で新しい人生を送るはずのキャロラインであったが、変わった隣人やひどい音漏れ、度々おこる奇妙な現象が彼女を悩ませる。唯一の味方である友人に頼りっきりになることもできず、結局孤独感は強まるばかり。
年齢的に諦め始めてはいるものの、キャロラインは子供や家族に憧れを抱いていた。そんな彼女の前に突然、ミーという少女が現れ、母になって欲しいという。アパートの別の部屋に住む少女と思い込んでいたキャロラインは、たまたま外で出会った隣人にミーのことを尋ねることに。しかし返ってきた答えは、そんな少女はアパートに住んでいない、とのことだった。
【レビュー】
すごく独特な雰囲気の作品。
暗ーい雰囲気と映像に、どこか不思議ファンタジー感ある音楽が重なって、全体として独特の雰囲気を感じる。映し出されるものも薬や、全く美味しくなさそうなご飯、どんよりとした浴室など、あらゆるものが暗く、一部の人はすごく評価する気がするんだろうけど自分にはあんまり面白くなかったかな笑
あまり目にしないが、スウェーデン製作らしいのでその影響が出ているのかも。
そのほかの特徴としては、人の動作や目線などに強くフォーカスされていて、とにかく「人を観る」映画のように感じた点。裸のシーンも度々出てくるが、いやらしさには全く感じず、絵画を見ているような感覚に陥る。
ただ、最初から最後まで暗く、色調も変わらないしストーリーの進まないので見る側としてはやはり退屈しがち。鑑賞中はあまり残り時間とか見ないようにしているのですが、話は進まないし画も変わらないしでついつい確認。半分以上過ぎた時点でストーリーが全く進んでないことに驚いて「どうすんの!?」ってなってなりました笑
ストーリーに関しては後半少し動きがあるものの大したものではなく、特に斬新さや面白みはない。
ホラー扱いですが、怖くありません。
中盤くらいまでちょっとだけ怖そうな雰囲気はありますが、結局怖くないです。
音でビックリさせるとかもないし、浴室シーンを見て警戒してたグロも結局一切なし。
薄暗い景色と鬱々とした心理描写、現実と非現実が交錯する様子から、重く苦しく、奇妙で不気味で、どこか哀しさが溢れるような雰囲気を愉しむ映画となっている。
そしてちゃんと伝えなければならないのは、配給がアメイジングD.C.ということ。
そのため、ジャケットにある情報は基本ウソです。
なにやら賞をたくさんもらっているようでジャケットにも史上最恐だとか書いてあるけれど全く怖くないし、そもそもジャケットのようなシーンはありません。
ジャケット見て気になって調べた人がいれば注意してください笑
【似てると思った映画】
特になし
下は一切参考にならないけど一応ジャケット写真載せておきます笑