デッド・サイレンス 王道オカルトホラーの傑作
デッド・サイレンス
総合:85点
怖さ:☆☆☆★★
物語・描写:☆☆☆☆★
キャスト・演技:☆☆☆★★
音楽・演出:☆☆☆★★
謎解き:☆☆☆★★
とりあえずオススメ:☆☆☆☆☆
トラウマ要素:人形、ビックリ
【ストーリー】
ある日突然、とある夫婦の元へ一体の人形が届く。送り主の情報も、カードもない届け物であったが、二人は人形を迎え入れる。しかし人形が届いた日の夜、夫ジェイミーが外出している間に妻は何者かに舌を切られて殺されてしまう。 ジェイミーは警察に疑われながらも、真犯人を突き止めるべく、人形を入れていた箱に書かれていた町「レイブンズフェア」へと向かう。
【レビュー】
面白い!!
「ソウ」と同じ監督・脚本の映画だけど、グロくない!
パッケージ・予告編詐欺も無い、ちゃんとした人形ホラーだったし、安っぽく見えがちな叫ぶシーンをルールとして外したのはかなり斬新で秀逸。
人形ビリーらに対して異様に冷静な主人公に対し、余計なことしかしない警官が絶妙なバランスでいい味を出してくれている。
全体として「いかにも」な演出・音楽は多かったものの、クオリティの高い映像、謎解き要素もありながら最後にはしっかりスッキリできる物語は特にホラー初心者には強くオススメしたい。みんなでキャーキャーも観れるしね!
ホラー慣れしてる人でも、ところどころ大胆な展開が待っているのでドキドキしながら楽しめると思います。
ただ、怖いかどうかと聞かれるとやや微妙な評価。
人形が怖かったのはほんの最初だけで、ずっと出てこられると不気味さにも慣れてくるかな。ネタバレの方でも書くけど、むしろ人形たちが可愛く見えてくる!
異様に長い舌を器用に使ってるシーンとかも怖いより笑えるシーンでした笑
あと、鋭い人とかはオチの想像が出来ちゃうのかなぁなんて思ってしまったところはあるかな。自分は単純に「まじか」ってなったけど( ̄▽ ̄)笑
それでも、ソウの人形が紛れ込んでたりするお楽しみ要素まであって、全体としては非常に満足感ある作品でした。 オススメ!
【似てると思った映画】
特になし
【ネタバレレビュー】
叫んじゃいけないという設定だから、主人公はラストまで叫ばない。そんな主人公を一生懸命驚かせて叫ばせようとするメアリーショウ率いる”チーム人形”はなんか可愛い笑
あと、人形100体は大きく出た割にあまり効果的じゃなかったな。個人的には100体全員が扉から出てくるような激アツ展開が欲しかったので、ちょっと物足りない感じ。