まとめのーと

あれこれ旅行や趣味のことを備忘録も兼ねてのんびり気ままにまとめてみる。

パルス イマイチすぎる映画

パルス

総合:50点

怖さ:☆☆★★★

物語・描写:☆☆☆★★

キャスト・演技:☆☆☆★★

音楽・演出:☆☆☆★★

謎解き:☆☆☆★★

続編見たい度:★★★★★

トラウマ要素:ビックリ

 

 

【ストーリー】

女子大学生であるマティは、一週間も連絡が取れない彼氏ジョシュを心配し、彼の部屋に行くことに。しかし部屋は荒れ果てており、奥ではジョシュが首を吊って自殺をしていた。彼氏の自殺を自分のせいだと責めるマティを友人たちは必死で慰めていたが、ある日友人とのチャット中にジョシュのアカウントが現れる。アカウントは「助けて」という書き込みを連投していたため、マティの友人はジョシュの部屋へ行って真相を確かめることに。

 

【レビュー】

つまらん。

 

ジャケットを見てなんとなく怖そうだと思い借りてみたのですがこれ、邦画をハリウッドリメイクした作品だったんですね!

事前に知っていれば・・・・笑

 

元の作品は黒沢清監督の『回路』という映画で、怖いと評判らしい。ちょっとだけ気にはなる。が、肝心の本作はというとハッキリ言ってつまらん。

 

まず、不気味さを表したかったり得体の知れないものを隠す工夫なのかもしれないけど、全体的に映像が暗すぎてどうも見づらい。

 

そしてホラー的にも、ど定番のビックリ演出があるだけで全く怖く無い。

怪物も色白ヒョロガリスキンヘッドで堂々と登場するので得体の知れない怖さなどはい一切感じることない。ハリポタのヴォルデモートが裸になって、ディメンターみたいに吸い取っていくのを見るようなイメージで、霊的な怖さは0。

ビックリについても、「ハリウッドリメイクあるある」のとりあえずビックリさせとけ感だが、お決まりすぎていつ出てくるか分かってしまい、ドキドキせず。

 

それでもって、原作を知らないのでなんとも言い難いのですが、本作を観た限りではストーリーも大して面白く無い。

舞台が一つの町だけに限定される理由も分からないし、ご都合主義で無理やり持っていったラストも何が解決したのかさっぱり分からない。

 

そんなこんなで後半リアルに寝てしまう映画だったけど、主役は美人だし、めちゃくちゃな死に方やトンデモ展開なしの分かりやすい展開、エログロ残虐性はなし、やたらめったら壮大にするハリウッド感みたいなのがなかったのはいい点なのかな?

 

まぁジャンルとして「ハリウッドリメイク」が好きな方や、「回路」と見比べたい人とかにはいいんじゃないでしょうかってくらい。おすすめは・・・しません笑

 

【似てると思った映画】

特になし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ネタバレレビュー】

ネタバレしたからどうとかでも無いとは思うけど、一応分けて簡単にレビュー。

せっかくインターネットモチーフの恐怖なんだったら一つの町ではなく全世界を意識させるべきなのはいうまでも無い。

だから隣町に逃げられてハッピーエンドなんてましてあり得ない終わり方。

 

正直、いっそめちゃくちゃな世紀末感を出してバッドエンドとかの方が面白かったと思う。

原作と同じストーリーなら原作の出来を疑うし、すでに原作と別ストーリーなら別モノとして作った方が良かったような。

 

予告編とかジャケットではインパクトのある画が多かっただけに、その他の要素が酷すぎて非常に残念な作品でした。

 

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