まとめのーと

あれこれ旅行や趣味のことを備忘録も兼ねてのんびり気ままにまとめてみる。

JUKAI ~樹海~ 抑えきれないアメリカン

JUKAI ~樹海~

総合:59点

怖さ:☆★★★

痛さ:☆☆☆★★

 

いやぁ、またやってしまった・・・これアルバトロスじゃないか・・・

DVD本体にどでかく書かれた文字と、開始直後のロゴで主張の激しいこと・・・笑

パッケージはめっちゃ良い感じだったんだよ泣((

とりあえず以下ストーリー。。

 

アメリカ人で双子の姉のサラと妹のジェスは互いの存在、そして命の危機を感じ取ることができる不思議な力を持っていた。

アメリカで恋人と住むサラの元に、山梨県警から日本で教師をしていたジェスが自殺の名所である富士の樹海「青木ヶ原」で行方不明になったと連絡が入る。すぐに日本に駆けつけたサラは、ジェスの働いていた学校で話を聞いた後樹海に向かう。

案内所ではガイドを見つけることができなかったが、その夜訪れた居酒屋にで日本に住むオーストラリア人の記者エイデンと出会い、翌日の取材に同行することに。

翌日、ミチというガイドと三人で樹海を進む三人は、ついにジェスのテントを発見する。しかし中は無人だった上に日が落ち始めたためミチは帰るよう警告するがサラはこれを聞かず、エイデンの付き添いのもとでその夜を樹海で過ごすことに。

果たしてサラは樹海の生み出す幻覚に打ち勝ち、ジェスとともに脱出することができるのか???

 

 

微妙な映画だ・・・笑

日本が舞台ということもあって面白い点はいくつかあるけど、言いたいことも沢山ある。

まず、使いきれてない設定。例えばサラとジェスの不思議な力は、せっかく彼女たちの絆を表現したり、キーになりそうなのにあまり使われない。他にも学校・学生関連の話や事故のトラウマなどはつながりが見えにくいし、実際大して効いてこない。せっかく樹海がテーマなんだからもっと出られない感・絶望感とか、陰鬱・湿地・不気味な感じがあってもいいと思う。実際は映画みたいな感じなんだろうけど、もっと誇張していいのかなって。

あとはどこまでがリアルで、どこまでが幻覚なのかがわかりづらい。特にエイデンとジェスが本当にあっていたのか、おそらく会ってないとは思うけど、あってたとすればなぜ?会ってないならの写真とかは全て幻覚?

その辺の、境界が分からなくなってく感が恐ろしいのだとするのもいいけど、だとすればビックリ系演出や背後の死体・鬼顔ホシコとかのアメリカンテイストは邪魔。恐ろしさの対象がブレてるのか、非常に中途半端な印象。

「ダークウォーター」とかもだけど、アメリカはビックリシーンとかを入れずにはいられないのかな??

 

まぁこんな感じで、重要な部分がいろいろ気になるけど、気になりつつも面白いのが”日本”の表現。

実際にあるのかもしれないけど、動くエビの寿司なんか見たことないし、青木ヶ原にあんな居酒屋がポッとあって、あんなに賑わってるっていうのはかなり違和感。内装もむちゃくちゃだしね笑

でも、寿司を見て嫌な顔をするサラをニヤニヤして見つめる日本人とか、なんとなく日本へのイメージが、イメージのままいろいろな形で表れているようで面白い。

それと、これは誰でも思うことかもだけど「ミチ」って名前は「道」から来てて、彼から離れちゃいけないっていう安直なネーミング設定なのかね?

 

あとは個人的にサラとジェスの女優さんが(特にジェス)かわいい。

かなり特徴ある感じだけどね笑

 

まぁこんな感じで、ところどころ面白いけど、パッケージ負けする映画って感じ。悪くはないけどね!

 

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