まとめのーと

あれこれ旅行や趣味のことを備忘録も兼ねてのんびり気ままにまとめてみる。

死霊館 これは良ホラー!!

死霊館

総合:90点

怖さ:☆☆☆☆★

物語・描写:☆☆☆★★

キャスト・演技:☆☆☆★★

音楽・演出:☆☆☆☆☆

謎解き:☆☆★★★

映像クオリティ:☆☆☆☆☆

トラウマ要素:ビックリ

 

【ストーリー】

田野の古びた一軒家に越して来た5人姉妹のペロン一家は、念願のマイホームでの暮らしに胸を膨らませていた。しかし、彼らを待ち受けていたのは平穏な新生活ではなく、数々の怪奇現象であった。事態は徐々に深刻化し、危険を感じた一家は心霊学者のウォーレン夫妻に助けを求める。家に棲みつく霊とその邪悪さを感じとった夫妻は教会に悪魔払いの許可を求めるが、証拠集めや一家の信仰心の薄さに手間取りなかなか許可を得ることができない。そんな中、一家を襲う悪霊の魔の手は夫妻の一人娘にまでおよび、夫妻はすでに一刻の猶予も残されていないことを知るのであった。

 

【レビュー】

良い!これは当たりホラー。

 

「ソウ」や「デッド・サイレンス」を手がけるジェームズ・ワン監督の作品。

予告編では若干怪しさを感じていたものの、正直なかなか怖い映画でした!

映画は実話であるとしているが、まあまあな内容なので本当かどうかは怪しい。もし実際に体験するとしたらめちゃめちゃ怖いだろうなぁ・・・

 

不気味な人形のドアップから始まるこの映画は、特典映像で言ってた通りカメラワークやあらゆるタイミングが絶妙で、最後まで臨場感・緊張感・恐怖を味わうことができる本格ホラーとなっている。

「田舎の一軒家に引っ越したらやばい」というど定番の設定と、心霊学者が真相の解明と事態の解決を図るというこれまた特に代わり映えのしない設定の二軸で進むストーリー。しかし、B級ホラーとは一線を画す演出・映像で、特に三女のクリスティーンがベッドで引っ張られるところからは観るものをグッと惹き込むクオリティ!

 

ただ、ところどころ「よく見えすぎてしまう」ことで安っぽく、怖さも減少してしまうシーンがあるのも事実。予告編にもある、地下室に閉じ込められた母キャロリンの真横から手が出てくるシーンをはじめ、怪物の顔バレや最後の暴走シーンなど、もう少しぼかしてくれた方が怖かったのになぁと思う点がちょこちょこありました。

アナベル」「インシディアス2」「ライト/オフ」など、同じくジェームズ・ワンの「見せすぎ」ながっかり作品に比べれば、かなーりマシな映画ですが。

 

あとは曰くつきの部屋だけど、せっかく怖い設定なのでもう少し活用して欲しかった。シリーズ作として色々展開して掘り下げているものの、この作品の中でももう少し触れられていればよかったなと思う。他のシリーズ作の出来が微妙だからっていうのもあるけど笑

 

そして最後の悪魔払いシーン。ここからはただのエクソシズム映画なのでそれまでのオカルトとはガラッと内容も雰囲気も変わる。

それまでの得体のしれない怖さが好きだった人からすれば、堂々とした超自然的演出とバトルシーンにがっかりしてしまうが、クオリティは決して低くないので別腹で十分楽しめる。

このあたりを含めても「インシディアス」とはかなり似た作品となっているので、どっちかが好みな人はもう片方も気にいると思います。

 

という感じで、多少好みによって評価がブレそうな感じはありましたが、すごくできのいい作品なのでぜひ一度鑑賞されることをお勧めします!

 

【似てると思った映画】

インシディアス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ネタバレレビュー】

一応実話とされる作品にこんなことをいうのも気がひけるが、最後のあたりはやっぱり綺麗に終わりすぎかなぁ。

非常に上手く演出されていたがために、エクソシズムからのハチャメチャ暴走からのみんな無事で済みましたは少し物足りない。

全体的に、この一本の中だけでもう少し引き出してほしい要素というのが多かったな。

まあ次回作とかの販促としてあえてチラ見せしてたんだろうけど笑

 

 

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