まとめのーと

あれこれ旅行や趣味のことを備忘録も兼ねてのんびり気ままにまとめてみる。

ドリームキャッチャー ホラーじゃないけどビックリ

ドリームキャッチャー

総合:65点

怖さ:★★★★★

物語・描写:☆☆☆★★

キャスト・演技:☆☆☆★★

音楽・演出:☆☆☆★★

謎解き:☆★★★★

超展開:☆☆☆☆★

トラウマ要素:多少の汚めグロ

 

【ストーリー】

少年の頃から仲の良かった4人の男たちは、その年も毎年恒例行事であるキャンプのため雪山を訪れていた。4人は子供の頃に体験した、少年ダディッツにまつわる不思議な体験を含め、思い出話に花を咲かせながら一夜を過ごした。

翌朝2人が買い出しに出かけるが、留守番をしていた残りの2人の前に遭難者が現れる。

顔や胸部は異常に膨れ上がり、強烈な異臭のするその男に食べ物や寝床を与える二人。しかししばらくして彼の寝るベッドを見に行くと、そこにあったのは彼の姿ではなく大量の血塊だった。

ベットの血はそのままトイレへと続いており、二人は恐る恐るトイレの扉を開けると、中は一面血肉が飛び散っており、便器に座ったまま男が死んでいた。予想外の事態に慌てる二人は、便器の中にいる「何か」に気がつく。

とっさに蓋を下ろして抑え込む二人であったが、隙を突かれて「何か」はついに外へと飛び出してきてしまう。

 

【レビュー】

超展開すぎて…笑

 

タイトル見たときは悪夢に関するサスペンスホラーとかかと思ってましたがジャンルとしてはSFでした笑

ジャケットのクールなサスペンス感は一切なく、不思議な体験によって繋がれた4+1人が迫る危機を防ぐため奮闘する、ハラハラ友情ストーリー。

この不思議な体験の曖昧だけどキーになる感じが「スタンド・バイ・ミー」や「IT」に通じるスティーブン・キング作品独特の雰囲気を作り出している。

 

でもこの映画の特徴は何と言っても超展開。特に怪物の登場シーンとラスト5分は笑っちゃうくらいのトンデモ展開笑

怖くはなく、むしろコントのような演技演出で笑える映画。これはこれで面白かったし、エロもグロもほとんどないので誰でも楽しみやすい作品だとは思う。

 

個人的にはジョーンジー役のダミアン・ルイスの演技や、「記憶の倉庫」の設定やセットは非常に良かったと思うけれど、一度観たらもう満足ですっていう作品。

 

【似てると思った映画】

スタンド・バイ・ミー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ネタバレレビュー】

宇宙人の侵略というのも、SFの中では超がつくほどメジャーな設定。

この映画のストーリーは、要約しちゃうと平凡すぎるSFだけど、見せ方やジャケットなどのブラフが非常に上手いこと効いてるから面白く感じる映画。

やっぱりキングは見せ方が上手いなぁと感じたけれど、上手いこと持っていった先で大コケすることも多いような。この映画もとりあえず怪物がダサくて怖くもないです。

スティーブン・キング作品の怪物はとりあえず歯をいっぱいつけるだけで、イマイチのくせにほんとワンパターンだと思う。

 

 

やっぱりキングの中では「ミスト」と「グリーンマイル」が圧倒的に面白いなぁ。

 

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