まとめのーと

あれこれ旅行や趣味のことを備忘録も兼ねてのんびり気ままにまとめてみる。

フッテージ デス・スパイラル 痛ビックリホラー

フッテージ デス・スパイラル

総合:86点

怖さ:☆☆☆★★

物語・描写:☆☆☆★★

キャスト・演技:☆☆☆★★

音楽・演出:☆☆☆★★

謎解き:☆☆★★★

痛い:☆☆☆☆★

トラウマ要素:グロ

 

【ストーリー】

父親のDVに耐えかねて家を出た母コートニーと双子のザックとディラン。

新しく友人の伝手で田舎の空き家に住むことになったが、弟のディランはこの家を極端に嫌がる。しかし他に住むあてもなく、家具の修復を仕事とするコートニーとしては十分な仕事スペースを確保できる都合の良い場所であったため家を変えることはなかった。

ある日、一人の私立探偵と名乗る男が家の調査のためコートニーたちの元へ訪れる。離婚を拒否する夫クリントからの使いだと思ったコートニーは彼を激しく拒絶するが、彼は元副保安官で、コートニーたちが住んで切ることは知らなかったと言う。彼によると、過去この家に住んだ全ての家族が亡くなっているらしく、今回訪問したのは新しい被害者を出さないうちに家を燃やしに来たのだと言う。

思わぬ事実を知り、助かる方法を模索するコートニーと元副保安官。

しかし、コートニーの気づかぬうちにディランは悪魔ブグールに目をつけられており、毎夜突然現れる謎の子供達によって無理やり地下室へと連れて行かれ、過去に起こった惨劇を映した映画を観せられていた。

 

 【レビュー】

グロとビックリが多いけど、なかなかの良作

 

スコット・デリクソン監督の映画「フッテージ」の続編。

ただ、続編といっても製作国・監督・日本での配給会社も変わっており、前作から登場するキャラクターも元副保安官くらいなので前作を観ていなくても問題ない。

 

全体としてはグロとビックリが多めな作品なので苦手な人にはキツいだろうけど、そこまでパンチの効いたシーンではないのであまり得意でない人でも十分楽しめる。

ただ、前作はパンチの強いグロさがウリだったみたいなので、グロを期待している人は物足りなくてがっかりするかもしれない。

 

 

一部フッテージの微妙な殺し方やド定番の演出にはツッコミを入れたくなるが、設定の作り込みや魅せ方などにところどころセンスを感じる作品。

ただ、悪魔が出しゃばってずっと出てくるのは勘弁してほしい。このせいで怖さ半減してしまってるのは本当に残念。あと、ストーリーに意外性がないのもあって、ちょっと地味な印象。

 

惜しい点はあるけれど、それでも不気味な雰囲気やドキドキできるシーンはしっかり盛り込まれてるし、全体としてはなかなかよくできた作品。

決定的な推しポイントもないけど決定的な欠点もないので、とりあえず気になってるって人にはオススメしておきます!

  

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