まとめのーと

あれこれ旅行や趣味のことを備忘録も兼ねてのんびり気ままにまとめてみる。

ホーンテッド 中途半端・・・笑

ホーンテッド

総合:54点

怖さ:☆★★★★

物語・描写:☆☆★★★

キャスト・演技:☆☆☆★★

音楽・演出:☆☆★★★

謎解き:☆☆★★★

詰め込んだ感:☆☆☆☆★

トラウマ要素:特になし

 

【ストーリー】

幼い頃に母を亡くしたマリーは、それまで避けてきた母の死因と自らの生い立ちを調べるため、すでに廃墟と化した生家を訪れる。しかしそこで出会ったのは、生き別れた双子の弟と自分とそっくりな幽霊であった。

 

 

【レビュー】

…なんか面白くない笑

 

全体として話が見えにくく、かつ幽霊が顔バレしまくってるのであまり怖くない。

やりたいことはたくさんあるんだろうけど、どれもイマイチ伝わらず、ただヒステリーを起こす主人公を観るだけの地味な映画。

まぁアルバトロスの映画なので期待はしないのが正解でしょう。

ちなみにジャケット見た人に忠告すると、人形はほぼ関係ありません。ましてや人形ホラーなんかじゃありません。

 

 

大きな特徴がなく、なんとも触れにくいので、いっそ実況のごとく解説します笑

ちなみに、基本的な設定は普通な感じだけど他の映画に似てるとかはあんまり感じなかった。

 

強いて良いところをあげるとするならば、イギリス、スペイン、ブルガリアの3国による製作だからか、演技やセリフ、構成がちょっと変わった雰囲気に感じたかな。

その辺分かる人とか、こういうのが好きな人にはもっと楽しめたと思う。。。まぁそんな映画でした笑

 

【似てると思った映画】

 特になし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ネタバレ実況】

まず冒頭はナレーションしてる人のお母さんの話。

自分の生い立ちを忘れようとしてるけど、過去は蘇る。甘く見てはいけないと警告すべきだったなどと大事そうなことを言ってる。

この時点でそのお母さんが死んじゃったのかなって感じするけど、すぐにシーンはロシアの田舎家族に。

食事を摂ろうとした瞬間、トラックが庭にダイナミックお邪魔します。

中には母らしき人の死体と泣きじゃくる赤ん坊二人。

さっきのはこのお母さんの話か、とか突撃!隣の昼ごはんされた田舎家族がかわいそうと思っていると時は40年経過していた。。。

 

なんとなくホラーというかサスペンスっぽい感じするなぁと思いながら観ていると、主人公そうな女性が登場。

元彼と家にお泊まりしたいエミリーという娘を持つ主人公は、肩にローマ数字のⅡみたいな入れ墨を入れたマリーという女性らしい。

マリーはミシャリンとかいう可愛い名前のおじさんと会い、マリーの母の話を受ける。

なんとなくベッキー似のマリーママ(オルガ・カイダノフスキー)の死亡証明書を見せられ、彼女の土地(家兼農場)をもらえることに。突然のことに困惑しながらも、父や兄弟については記録すら残ってないことを伝えられ、とりあえずその家に行ってみることに。まぁこれは困惑しますわ。

 

で、家に行くためのドライバーを待つ中、どこか見覚えのあるおばあちゃんたちに遭遇。一番若い子の鼻で判別したけど、冒頭のかわいそうな田舎家族だね。でも誰もマリーのこと相手にしてくれない。

そんなとこに運転手アナトリー到着。家に行けば死ぬというどストレートな忠告を受けつつも発進。

 

周囲を川に囲まれているという農場目指してのどかな道をしばらく走るうちにマリーは眠りについていた。水面に浮かぶ人形の首。赤ちゃん用の魚のおもちゃ。

この辺のアイテムは重要そうに見えるだけで実はそんなキーアイテムじゃない。あとマリー金槌とかいうのは絶対溺れるやつね笑

 

やっと農場について、なぜか手に血の付いた(気のせいだったのかな?)アナトリーは安全確認しに車を降りる。

じっとしてろと言われたけど絶対何か出てくるカメラアングルから出てきた人影をアナトリーと思い込み、外に出る。

ものすごくあからさまな木々のカサカサみおびえていると車のライトが切れ、エンジンもかからなくなってしまう。 Oh!! shit!!

 

怖がりながらも忠告無視してまた外に出た挙句ガンガン屋敷の中まで進んでいくマリーにちょっと困惑する。

屋敷の中はボロボロで剥げまくり。これはいい感じ!

 

探索していくとはっきり・たっぷりと顔を映して幽霊(?)登場。

 

もうね、8割のホラーは顔バレした瞬間怖くなくなるよね。

瞬間移動する幽霊にうっかりライトを落としたまま逃げ出すマリー。ライトは必須でしょ・・・とツッコミたくなる笑

その直後、アナトリー(は乗ってたのかな?)のトラックが逃走し、追いかけたマリーは川に転落。

 

そんな窮地を助けてくれたのはニコライ。・・・誰〜???笑

 

武器を手に警戒するマリーに、ニコライと視聴者からplease calm down.

赤ちゃんの泣き声に気をそらしたニコライにマリーから強烈な一撃が。。。

凶暴すぎだろ・・・笑

 

頭に思いっきり食らったけど何ともなさそうなニコライはマリーと双子だという。

ニコライはミシャリンから話を聞いて来たとかいうけど、マリーの時兄弟の記録ないって言ってなかったっけ?混乱〜〜

 

とりあえず色々回ってますますサスペンス感に溢れてきたところで霊の正体の話に。

あれは私の・・・で終わったとこはお母さんって言おうとしたのかな。

 

夜が明けて、ニコライが発電機を直しに地下に行くことに。素晴らしい。

周囲に橋なんてないと言われマリー困惑。

で、なぜかまたトラックの逃げる音が聞こえて追ってみると(結局何だったのか)そこには化石化したトラックが。

その後訪れた家畜小屋でショットガンで打たれたカイダノフスキーの白骨死体を発見。

謎が増える中で驚愕したのが、「一家でお出ましだ」とかいうセリフ。

なんとさっきの霊に加えて男の霊も。え、お父さん?なんて考えてる間に痛みや傷を共有するとかいう新たな謎も。

 

この後、その謎を解決するのが「死を予告する生霊」というワード。

霊がマリーとニコライの霊だったことや、諸々の整理がようやくできたところでニコライが地下に落下。

もうこの辺からパニクるマリーがちょっと鬱陶しい・・・笑

 

アナトリー探しから今度はニコライ探しに移ったものの見つからないからとりあえずニコライの荷物を確認することに。

(ニコライの携帯見て「あいつめ」って言ったのはなんだったのか?)

 

現在位置と脱出ルートを確認(珍しいかも)した後、鳥逃したのは、この後窮地を救う鍵とかになりそう・・・とか思ったけど二度と出てきませんでした笑

 

マリーはベッドで、過去に父が母をナイフでブスブス刺してたところを目撃し、逃げようとするが、基本的に最初からじっとしているのが苦手なマリーはガサガサ動きすぎてすぐ見つかる。

離れようとするも、追ってくる霊にディープキスをされる。

顔が青ざめるほどげんなりしたものの特に怪我などなし笑

(ここで、倒れてたマトリョシカが、霊の通った直後戻ってたのはなんだったんだろう?この後の予告ってことなのかな?)

 

自分にもダメージが帰ってくることをニコライがすごく体を張って教えてくれたのに思いっきり殴ったマリーは再び気を失い・・・ん?普通に歩いてる。。。笑

 

これまた珍しく明るいうちに脱出しようとするマリーは船を川に流しちゃうドジっ子要素を見せつつも歩いて歩いて・・・屋敷に戻ってきた笑

結局また屋敷に入ってみると室内は飾り付けがされている。

「自分の正体が分かってない」とかいう意味深なメッセージとともに誕生日の真夜中から奴らが殺しに来ることを知ったマリーは、敢えて体痛くしそうな体勢で寝るニコライを置いてなぜか勇敢にも一人で地下に。

 

起きたニコライが慌てて止めに来て、黒幕が父であるという衝撃告白。

”過去に殺しそびれてからの念願であり、全てが当時のまま再現される”

 

そんな話をしているうちに廊下の奥からやばそうなのが登場。

めっちゃでかそうだったけどお父さんだったのかな?

ハリポタの秘密の部屋みたい笑

 

バリケードを作って最後の時まで、初めて落ち着いて語り合う二人。

子供と過ごすことで孤独や死から逃げようとしたこと。しかしそれも一時的なものに過ぎなかったこと。ニコライにはお揃いの入れ墨を持つナタリアという奥さんがいること。ニコライが奥さん以外の女には触れたくないほどに純情一筋なこと。

ニコライが最後に言った”ナタリアは地獄から帰ってきた僕を救うって言ってた”とか”でも捨てられた”とかいうセリフは、奥さんが帰りを待ってくれてるけどそれもできそうにないってことをちょっと八つ当たりしながら言ってるのかな?

 

そんなこんなでいよいよ真夜中12時。

ここに来てマリーがまだ終わってない!とやる気に。

上の階から聞こえる話し声(誰の声だろう?昔マリママが子供の二人に話しかけてる声とかかな?)を気にしながらも探索してると急に「巻き戻し」が起こって朽ち果てた屋敷は当時の綺麗な状態に。

 

生霊が迫る中、マリーは先にトラックを奪取しに外へ。足を気にしてかニコライは迫り来るものに構えるが、そこにはなぜか裸のナタリア。

簡単にホイホイされ、確かめるかのように体に触れ、手をつなぎ、そして顔を見ると・・・

お父さん・・・・・・・ナタリアじゃなかった・・・・・・

 

一方マリーサイドは、赤ちゃんを抱えたマリパパに発見されそうになるも荷台へ移動して乗り切る。トラックはそのまま豚小屋へ到着。

そこで赤ちゃんを殺そうとするマリパパをマリママが銃殺。(これが途中で見た死体。お母さんのではなかったね)

溺死?とにかく死ななかった赤ちゃんに驚き。

あと察するに過去の人間には今のマリーたちは見えないらしい。

 

いよいよクライマックス。それぞれのラストと真相が明らかに。

まず、ここへ案内してきたミシャリンはなんとお父さんだったのだ!!!どどんっ!!

そしてお父さんと手をつないでしまったニコライは豚に食べられて死亡。ほんとかわいそう。

それを目撃してしまったマリーは必死にトラックで逃走するも、パパからラジオ”逃さナイゾニッポン”が。

最後の関門、川を越えるべく、トラックで橋を渡るマリーだが、橋は向こう岸まで続いてはいなかった。

Welcome to the family.

最後に一番最初にナレーションした女性(エミリーだね)が、私は関わらないよ!って言って映画は終了。

 

うん。なんというか。

こうやって書くと内容はあるのかなって思うけど、率直に言えばつまらなかった・・・

一回目見た時は中盤で寝ちゃったし。

何が面白くなかったのか考えると、

・主人公が40すぎのパニクり凶暴ママで入り込めない

・生霊が怖くない。構成上仕方ないけど顔がすぐ出てきてドキドキ感がない。

・結局何だったのかわからなかった部分が多い。

・盛り上がるところが大してない。

とかかな。タイムスリップする系だったら「マザーハウス」とかの方がよっぽど面白かったな。

 

 

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