ダークネス あらすじと酷評
ダークネス
総合:45点
怖さ:☆★★★★
マイケル:★★★★★
2016年制作、ケヴィン・ベーコン主演の「ダークネス」
借りるか迷っていた作品ですが、観たい作品がなくなってきたので・・・笑
ユニバーサルなのであまり怖くはないもののまとまった映画なのかななんて予想しながら・・・( ̄ー ̄ )
ちなみに制作にはパラノーマルシリーズやインシディアスを手がけるジェイソン・ブラムが携わっている。
友人家族とともにグランドキャニオンに旅行に来たテイラー一家。親たちはのんびりくつろぎ、両家の3人子供達は周囲の散策を始める。
テイラー家の娘ステファニーは弟のマイケルが自閉症を患っているため気をつけるよう注意されていたが、友人家の息子に誘われてマイケルを置いて行ってしまう。その間にマイケルは地盤の薄いところへ足を踏み入れてしまい、グランドキャニオンの地下へと落ちてしまう。
暗い地下の中で5つの影のような壁画と彫刻の刻まれた石を見つけたマイケルは5つの石全てを持ち帰ってしまう。
しかしこの行動がきっかけで、マイケルはジェニーという謎の存在を家へと招き入れてしまい、マイケルのみならず家族全員が不可解な現象に巻き込まれてしまう・・・
*****以下感想。若干のネタバレ有*****
うーん、面白くない!笑
途中で寝てしまったので再度見直したのですが、なかなかの退屈さ。
まずこのマイケルがロクでもない。
自閉症という障害があるにせよ、すべての問題がマイケルによって引き起こされ、悪化させられており、それでいて危険な目に遭う家族に全く悪びれる様子がない。まーたこのクソガキはぁ!と言いたくなるが、自閉症持ちということでうまくストレスをぶつけられないこの感じ・・・笑
そして怪物・怪奇現象がしょぼい。
動物モチーフの時点でだいぶ弱いのだが、まぁそこはいいとしよう。ただ、その動物がカラスとかコヨーテとか。微妙すぎwww
だいたいコヨーテと狼が被ってるんだよなぁ(ー ー;)
特に動物のチョイスに意味がないならもっと恐ろしい動物にして欲しいし、チョイスに意味があるならそれを説明して欲しい。
んで、一番ヤバそうなバッファローは影だけの登場。なんでwww一番やりがいありそうなのにwww
本物使えないし難しかったのかな・・・?
じゃあこいつらが何をしたのかというと、寝てるとこを驚かしたりボヤ騒ぎ起こしたりペタペタ足跡つけたり血の落書きするだけ。残忍なことは一切なし。本当しょうもない子供のいたずらレベル。
クライマックスになれば何か起こるだろうと思っていたが、謎空間に連れて行こうとするだけ。しかも弱点丸見え無抵抗・・・
これは誰が見たって怖くないよぉ( ;´Д`)
まぁ怖さを捨てて別ジャンルとして振り切るならまだいい。しかしこの映画にホラー(風)要素を抜いたら何が残るのか。先住民のヤバイ様子が押し出されてるわけでもないし、家族愛だとすればこれほど中途半端なものはない。ラストでごまかそうとしたって無理がある。
あとはアメリカンなやりとりで笑えるなんてシーンも未公開シーンには盛り込まれてたみたいだけど結局未公開なわけだし、見所がわからない。個人的にはむしろ未公開エンドの方がよっぽど良かった。ラストの浜辺のシーンはいらないけどね。
人類が滅びるなんて大風呂敷広げたのに一家の中で話完結してるし、子供が狙われるとか言いながら子供を利用して家族を襲ってるようにしか見えないし、手強いとかいう割にあっさりだし、突然マイケルが石戻し始めるのもピンとこないし、超美人やイケメンは出てこないし・・・
自分はクーポンで無料レンタルしたからいいものの、新作映画なので200円以上出してこの映画を借りるのはお勧めしないなぁ。
民族モノならウィッカーマンの方がよっぽど良かったぞっ!!
どうしたユニバーサル!!!笑